親子セミナー

試割りでは応援と撮影をしていたご父兄も今度は主役です。
親子セミナーは少年部とご父兄がペアになり、子供が親に空手の礼や技を教えながら稽古して行くという面白い試みです。
その目的は
①極真空手の稽古を父兄の皆さんが体験することで、子供がいかに高度でハードなことに取り組んでいるのかを知ってもらい、
②少年部はお父さんやお母さんに技を教えることで自分の技をより明確にして行くと共に、教えることの難しさを学びます。

稽古は厳しい指導で知られる宍倉一太郎上大岡分支部長の指導で行われ、今日のこの時間だけはお父さんもお母さんも子供の後輩となり「押忍！」と返事をし、子供を先輩と呼ぶのです。。。

稽古の内容は初歩の技ばかりでしたが、慣れない動きに悪戦苦闘する父兄が続出し、誇らしげに指導する少年部の張り切りぶりが印象的でした。
考えてみれば幼稚園や小学生の子供ですから、「親が知らない事を自分が知っている」というのは嬉しいんでしょうね
逆に自分の知らないことを子供が知っているというのは悔しい反面、嬉しいことでもあるのではないでしょうか。
参加された父兄の皆さんが慣れない動きを格好付けずに一生懸命、謙虚に稽古している姿にとても好感を持ちました。
格好良いお父さん、綺麗で上品なお母さんも子供は好きだと思いますが、今日のように慣れないこと・苦手なことにも格好付けずに挑戦しているご両親の懐の深さは何より尊敬に値するし、どんな言葉にも代えがたい生きた教育だと思います。

私の息子も現在２才ですが、何年後かに自分が子供から何かを教えてもらう時に、今日参加された皆さんの様に謙虚になれるかが心配です。

最後に。。。この親子セミナーは決してご父兄の入門を勧めるものではありません。（来るものは拒まずですが・・・）
ただ子供達の最大最高の応援者であるご両親に極真空手をそして子供達の頑張りを理解して頂くことが彼らの成長への一番の近道であることは間違いありません。
お疲れさまでした、きっと明日は筋肉痛ですね