悲惨な犯罪

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秋葉原で大変な事件が起きました。

時間が経って徐々に犯行の全容が明らかになって来ました。

被害者の冥福を祈ることはこの事件を知る者全員の共通する気持ちだと思います。

しかし私は、一方で沸いてくる犯人への憤りの気持ちに葛藤を覚えています。

この数日、この事件を自分がどのように受け止めたら良いのか考えてきました。

そんなときに前に何かで読んだこんな一節が今の私には合いました。

『　自分の敵意や憎しみの延長線上にこの犯罪がある。

私が持っている敵意や憎しみと、犯人が社会に対して敵意や憎しみを発散させたこととは何の違いもない。

もし、こういうことがあってはならない、あってほしくない、と思うのであれば、まず自分の心の中から敵意や憎しみを取り去ることだ。　』

被害者の遺族や近い存在の方々には　「そんな甘っちょろい感情じゃない」と叱られるかも知れませんが、この犯罪を報道を通してしか知ることの出来ない私には、少なくともこれが正直な受け止め方なのです。

起きてはいけないことですが現実に起きてしまった。

これをどう受け入れるかが私たちに課せられたものだと思います。

重ね重ね被害者の皆さんのご冥福をお祈りいたします。