ゲームの達人

20才位の頃、シドニー・シェルダンの小説「ゲームの達人」にハマったことがありますが、横浜の街で見かけたのは本物のゲームの達人です。


ゲームセンターの前を通りかかると表に置いてあるゲーム機の前に人だかりが出来ており、ちょっと覗いて見るとその達人が激しくプレイしていました。

ゲームの名前は知りませんが、画面の上から何やらが落ちでくるタイミングに合わせてボタンを正しく押すとメロディーになるゲームです。

やったことのある人はこんな説明でも分かると思います。（私は見るのも初めてでしたが・・・）

達人は８つあるボタンを目にも留まらぬ速さで叩いていました。

最近ゲームに縁のない素人の私にもその凄さは伝わってきました。

その達人はプレイを終えると順番待ちしていた次のプレイヤーに深々と礼をし礼儀正しく去って行きました。

どうやら次のプレイヤーはそのまた上を行く達人だったらしく、更に高難度の画面をクリアーしていました。

ゲームの世界は遊びなので、そこの人たちはいい加減な人間関係かと思いきや、巷でオタクと呼ばれるその道の名人・達人の世界では自分もよりも腕が上の先輩に礼を重んじる儒教の精神が存在していたのには驚きました。

大山倍達総裁が唱えた「実践なくんば証明されず、証明なくんば信用されず・・・」がこな世界でも真理だったことに感動しました。

世の中は広いです。。。



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